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現場に寄り添い復興加速
宮城で山口代表 最後の一人まで支え抜く
党宮城県本部の新春賀詞交歓会であいさつする山口代表(左端)=15日 仙台市
公明党の山口那津男代表は15日、井上義久副代表と共に仙台市で開かれた党宮城県本部(代表=庄子賢一県議)の新春賀詞交歓会であいさつし、東日本大震災からの復興加速に向け、党を挙げて現場に寄り添い、力強く取り組んでいくと強調した。若松かねしげ参院議員(参院選予定候補=比例区)らが出席した。
山口代表は、今年3月で震災から丸8年を迎えることに触れ、「最後の一人が復興を成し遂げるまで被災者に寄り添い続ける」と力説。また、2020年度で終了する国の復興・創生期間について、「ここからが正念場だ。震災前よりも良くなったと言える“創造的復興”を進めていきたい」と訴えた。
一方、山口代表は、国際社会に分断の流れが強まっていることに触れ、日本が初の議長国として開催する6月の20カ国・地域(G20)首脳会議でリーダーシップを発揮するには安定した政権基盤が必要だと語った。
井上副代表は、「『人間の復興』へ、総仕上げをする覚悟だ」と強調。東日本大震災の被災県で今年行われる地方選「東北復興選挙」の勝利へ決意を述べた。若松氏は「宮城の復興加速に死力を尽くす」と訴えた。
会合には、村井嘉浩知事、郡和子・仙台市長、佐藤昭・塩釜市長ら各界から多数の来賓が出席した。