公明党トップ / ニュース / p199144

ニュース

2021年11月5日

衆院選結果 識者に聞く

自公連立 強固で安定 
政策調整、選挙協力が盤石 
一橋大学教授・中北浩爾氏

10月31日投開票の衆院選結果や、今後の政治課題、公明党が果たすべき役割などについて、識者に聞いた。

一橋大学教授・中北浩爾氏

――衆院選の結果をどう見るか。

中北浩爾・一橋大学教授 自民、公明共に堅調で圧勝した。明確な一つの争点があったわけではなかったが、自公連立政権が信任されたといって間違いない。立憲民主党と共産党は共闘し、伸張すると言われたが、結果的に議席を減らした。政権の安定した枠組みを示せなかったことが大きな敗因だろう。

――公明党は32議席を獲得した。

中北 9小選挙区に擁立した候補全員が当選したのは大勝利だ。比例区は党を支える組織の力が如実に表れる。公明党は目標の800万票には届かなかったが、大きく近づいた。今後も700万票台を維持し伸ばしていけるかが課題だ。

――自公両党が勝利した要因は。

中北 地方議会などに根を張る自民党と、地域で強固な支持基盤を持つ公明党が選挙で協力し、相互に推薦を出すなど選挙協力の体制が盤石だ。自民党だけでは、ここまで多くの議席を得ることはできず、公明党は自民党が小選挙区を譲ってくれなければ、候補を擁立することが難しい。自公には、政治の足腰となる選挙で、互いに協力する安定した土台がある。公明党の力を議席数だけで見るのは浅い見方だ。

もう一つ、自公は平和安全法制など異論があっても議論を積み重ね、最終的に合意をつくり出す力がある。この政策調整力を備え、選挙で互いを必要としている自公の関係は強固で安定的だ。

――野党はどうか。

中北 野党は、選挙協力も政策調整もうまくできていない。候補者調整といっても全ての選挙区で行われたわけではなく、相互推薦もない。政策協定も「市民連合」を介したものにすぎない。有権者は、その点で政権を任せられるか懐疑的だったのではないか。

小さな声聴く公明が現場の要望実現を

――今後、連立政権で公明党が果たすべき役割は。

中北 岸田政権は、来年の参院選を勝利すれば、長期政権が展望できる。ただ、現段階では具体策が乏しい。公明党が「小さな声を聴く力」を発揮し、現場の要望を吸い上げ、分厚い中間層を復活させる具体策を提案して、政策の推進力となってもらいたい。

社会保障と税のあり方も、安定政権だからこそ腰を据えて取り組むことができる重要な課題だ。外交・安全保障政策では、現実主義を貫きつつ、自民党が、かじを切り過ぎないよう“バランサー”としての役割を果たしてほしい。

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア