ニュース
離島の港に念願の公衆トイレ
香川・観音寺市
整備された公衆トイレを確認して喜び合う宇都さん(右)と白川市議
「このトイレは、私たちにとって長年の念願だったんです」――。瀬戸内海に浮かぶ香川県観音寺市の離島・伊吹島の北浦港に先ごろ、公衆トイレが整備された。同島に住む宇都万寿恵さんは、今回の整備に尽力した公明党の白川まさひと市議(市議選予定候補)と共に念願の達成を喜び合った。
伊吹島は、うどんのだしに使われる煮干しイワシの特産品「伊吹いりこ」の生産地。瀬戸内海の島々を舞台に3年に1度開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の会場にもなっている。
会期中は観光客も多く訪れるため、簡易トイレが設置されていたが、地元漁師など島民から「衛生的にも悪いので、漁港に公衆トイレを整備してもらいたい」との声が上がっていた。宇都さんらはこれまで、市長ら行政関係者に何度も要望を重ねてきたが、状況は前に進まなかった。
白川市議は2017年に初当選した直後、同島を訪問して実情を聴いた。島民の10年来の思いを要望に込めて、白川市議が関係当局に粘り強く推進。その結果、ついに整備計画が前へと動き出し、漁港にある公園の一角に公衆トイレ整備の運びとなった。
宇都さんは「困ったことがあれば、白川さんにすぐ電話しています。島のために親身になって動いてくれる、頼りになる存在です」と笑顔で語っていた。