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郵便ポスト復活、公明が後押し
京都市
復活した郵便ポストを囲み喜び合う曽我市議(右から3人目)と自治会関係者ら
「“復活”は難しいと聞いていた。地域には高齢者が多く助かる」。京都市伏見区納所北城堀で、一度は撤去された郵便ポストが、自治会と公明党の国会・地方議員の連携により、このほど、元の場所に近い「北城堀センター」に再設置され、住民から喜ばれている。
商店の敷地にあった先代の郵便ポストは、この店の閉鎖に伴い取り払われた。その結果、最寄りのポストは、約300メートル離れた場所に。交通量の多い府道を横断しなければならなくなった。「ポストまで行けず、手紙をかばんに入れたままにしたこともある」と住民は振り返る。
4月から納所北城堀自治会の会長を務める広山悟さんは、伏見郵便局などに出向きポスト再設置を要望したが、いい返事をもらえなかったという。そのような時に、住民の一村かずよさん、清水美江子さんから相談を受けた公明党の曽我修市議が、竹内譲前衆院議員(衆院選候補=比例近畿ブロック)につないだ。竹内氏が日本郵便近畿支社より「場所が確保できれば再設置する」との回答を得たことから、曽我市議は同センターを管理する市に、敷地の使用許可を依頼。小型の郵便ポストが設置され、供用を開始した。
自治会関係者は要望がすぐ実現したことに驚く。納所学区自治連合会会長の東谷正征さんは、「これまで停滞していたのが前に進んだ。公明党は小さな声を拾ってくれる」と強調。広山さんも「おかげで早期に設置できた。ありがたい」と話している。