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最終盤、全国で猛拡大
公明が国民の声を実現
山口代表
「何としても比例区公明党を勝たせてください!」と力の限り訴える山口代表=30日 都内
衆院選比例区(総定数176)全11ブロックで公明党は、最終盤にきて怒濤の大攻勢を展開し、大きく押し上げてきたが、序盤の勢いを維持する堅調な自民と、勢いづく野党のはざまで激戦が続き、目標の800万票獲得が見えないまま、投票日を迎えた。
選挙戦最終日の30日、山口那津男代表は都内各地で行われた街頭演説で力を込め、「残り時間はわずかだが、まだ比例区公明党の勝利が完全に見えない。どうか皆さまのお力で比例区公明党を勝たせてください。比例区公明党を押し上げてください」と訴え抜いた。
山口代表は、一律10万円の特別定額給付金や消費税の軽減税率、幼児教育・保育無償化などの実績に触れ、国民の声を政策として実現できる公明党が連立政権にいることが重要だと力説。その上で、今後の政策課題として子育て・教育支援を挙げ、公明党が衆院選で勝利し、高校3年生まで1人10万円相当の支援を行う「未来応援給付」や出産育児一時金50万円への拡充などを実現すると強調した。
北海道10区・いなつ、東京12区・岡本候補も追撃
各地で開催された公明党の街頭演説会には、多くの聴衆が駆け付け、声援が送られた
一方、30日には、小選挙区でも公明候補が各地でこん身の力を込めて支援を呼び掛けた。
「いなつ候補の逆転勝利へ力強い支援を」と訴える石井幹事長(右)、いなつ久候補=30日 北海道滝川市
【北海道10区】立憲前を猛追する公明党前職のいなつ久候補(自民、新党大地推薦)は、石井啓一幹事長と共に北海道滝川市で街頭演説。「実現可能性に乏しい政策を掲げる無責任な野党に、断じて負けるわけにはいかない」と逆転勝利へ絶大な支援を訴えた。
「自公連立の象徴である岡本候補を勝たせてください」と訴える菅前首相(左)、岡本みつなり候補=東京・足立区
【東京12区】共産元に肉薄する公明党前職の岡本みつなり候補(自民推薦、連合東京支援)は、菅義偉前首相と共に東京都足立区でマイクを握り「政治は結果。経済政策を前に進め、豊かな社会をつくる」と力説。「批判ばかりの共産に日本の未来は任せられない」と断じた。