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2019年1月12日

コラム「北斗七星」

「古いのんではききめがない。とにかく射ちたての新しい肉がほしい」。新鮮な猪の肉が体を温めるには一番だと聞いた男が山猟師六太夫の元を訪れた。上方落語の代表作の一つ、『池田の猪買い』(ちくま文庫『桂枝雀のらくご案内』所収)の一コマだ◆確かに寒さは身にこたえる。落語では六太夫が雪山に出掛け猪を射止めたが、男が「新しいか?」と疑う。仕方なく六太夫が猪の尻をたたくと、鉄砲音で気を失っていただけの猪がトコトコと走り出した。これを、枝雀が身ぶり手ぶりを交え演じたのだから、さぞかし面白かったろう◆それにしても、寒い季節は要注意である。毎年、12~2月にかけインフルエンザが流行。国民の約10人に1人が感染するからだ。厚生労働省によれば、今冬のインフルエンザの流行が今後4週間以内に大流行となる可能性を示す注意報レベルを超えたという(9日)◆実は、インフルエンザのウイルスは比較的早く体の細胞内に入る。だから「抵抗力を高める十分な栄養と睡眠が重要」(厚労省)。兵庫の代表的郷土料理・ぼたん鍋の具でもある、栄養価の高い猪の肉を所望した男の行為は、理にかなっている◆ちなみにウイルスが衣類に付着しても、生存は8時間まで。手や金属では24時間以上生存する。手洗い、消毒。備えと小まめな対応こそ最大の防御策だ。(田)

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