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自公連立で難局突破
岸田首相 (北海道10区)いなつ候補の勝利を
一騎打ちとなった立憲前を必死に追い上げる公明党前職のいなつ久候補(北海道10区、自民党推薦)。22日に北海道岩見沢市で開かれた街頭演説会には、岸田文雄首相(自民党総裁)が応援に駆け付け、「日本の明日を選ぶ大切な選挙。ぜひ自公政権、いなつ候補を選んでほしい」と逆転勝利へ支援を呼び掛けた。
「実績豊富な、いなつ久候補を勝たせてほしい」と支援を呼び掛ける岸田首相=22日 北海道岩見沢市
岸田首相は「国民一人一人の声を聞き、対話を積み重ねながら丁寧で寛容な政治をしっかりと進めていきたい」と述べた上で、「その際、大変重要なパートナーが公明党だと確信している。自公連立で力を合わせ、新型コロナ対応、経済、外交・安全保障(の政策)をしっかり進め、未来を切り開いていきたい」と力説した。
コロナから暮らし守る
コロナ克服に向けては、「新規感染者数が低く抑えられているが、油断はできない。最悪の事態を想定し、病床確保やワクチン接種、検査体制の充実に尽力していく」と強調。ワクチン接種では、12月からの3回目接種に向け準備を進めていると報告した。
このほか、無料検査体制の充実や経口治療薬(飲み薬)の実用化にも取り組むとともに、雇用や暮らしを守るため、大型の経済対策を策定する方針を示し、「困っている方への現金支給も、公明党と調整した上で、しっかりとした給付金を用意したい」と力説。こうした取り組みで「平時の社会経済活動を取り戻し、再び経済を押し上げていく」と訴えた。
いなつ候補については、「厚生労働副大臣として、コロナ禍で皆さんの命や暮らしを守ってきた」と紹介。従業員への休業手当を支援する雇用調整助成金の特例措置の拡充を進め、道内で多くの失業を防いだと報告し、「いなつ候補が努力した特例措置は、来年3月まで見通せる体制をしっかりつくっていく」と語った。
いなつ候補は、疲弊した経済の再生へ「新型コロナの感染収束を前提に新『Go Toキャンペーン』を実現し、観光振興で地域に元気を取り戻す」と力説。その上で「安定した自公政権の“実現力”で国民の皆さまの期待に応えていく」と訴えた。