ニュース
【主張】衆院選スタート 公明勝利で次の日本を切り開く
衆院選が19日に公示され、31日の投票日に向けて舌戦がスタートした。
公明党は、9小選挙区の全員当選と比例区800万票の獲得をめざし、死力を尽くして戦い抜く。
今回の衆院選について山口那津男代表は第一声で、「コロナを克服し、次の日本を切り開いていく選挙だ」と強調した。これを実現できる力があるかどうかが、政権選択の基準にほかならない。
自民党と公明党は、岸田文雄総裁の誕生時に政権合意を結び選挙協力を進めている。
一方の野党は、立憲民主党が「単独政権」をめざすとし、共産党は閣外協力をして「野党連合政権」をつくるという。これでは政権の姿が見えず、何より政権を担うという責任感が伝わってこない。
こうした不安定な野党に日本の未来を託すことはできない。安定した政権担当能力を持つ自公連立こそ唯一の選択肢であり、その一翼を担う公明党が衆院選で勝利することが重要だ。
公明党は重点政策で、3回目のワクチン接種も無料にすることや、国産のワクチンと治療薬の開発・実用化を主張。病床逼迫で自宅療養者が亡くなることがないよう医療提供体制の拡充をめざす。
日本再生に向けては、コロナ禍で打撃を受けた観光・飲食産業の振興など政策総動員で経済のV字回復をめざし、感染収束を前提にした新「Go Toキャンペーン」などを展開。社会のデジタル化では、マイナンバーカードの普及と消費喚起へ1人一律3万円のポイントを新たに付与する事業の実施を掲げた。
子育て・教育支援も手厚くし、0歳から高校3年生の年代まで1人一律10万円相当を支援する「未来応援給付」や、出産育児一時金の増額などに取り組む。
これらの政策は、生活者や中小・零細事業者の訴えを反映したものだ。こうした「小さな声を聴く力」こそ他党にない公明党の強みであり、「連立政権に公明党がいることが大切だ」(山口代表)。
きょうから期日前投票が始まる。前回の衆院選では3人に1人が利用した。「毎日が投票日」との意識で取り組みを進め、何としても衆院選を勝ち抜きたい。