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コラム「北斗七星」
年が明け、そろそろ気になり始める人も多いだろう。今シーズンはいつ頃から始まるのか。量はどうなのか。花粉の飛散である◆花粉症はスギやヒノキなどの花粉が体内に入ることで起こるアレルギー疾患。鼻水、目のかゆみなどの症状が続き、仕事や勉強に集中できなくなったりする厄介者だ。原因となる代表的な花粉はスギで、全体の7割を占める◆気象情報会社ウェザーニューズの予測(昨年12月発表)では、花粉シーズン開始は2月初め。飛散ピークは西・東日本で2月下旬~3月中旬になりそうだ。一方、日本気象協会の予測(同)では、2月中旬に九州、四国、東海、関東の一部からスタートする見込みだ◆気掛かりな飛散量は、ウェザーニューズが全国平均で平年(2009~18年平均)の1.6倍、昨年比では2.7倍と予測。日本気象協会は広い範囲で前シーズンより少なめだが、平年よりやや多いとしている◆気象や花粉のデータ分析などによって予測に違いがあるものの、両者とも「早めの対策を」と注意を呼び掛けている。対策は、まず症状が軽いうちに専門医を受診して悪化を防ぐこと。うがいや手洗い、外出時のマスクやメガネ着用、洗濯物の室内干しも心掛けたい。そして睡眠、食事などの規則正しい生活。心して、花粉シーズンを乗り切ろう!(翼)