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2021年10月2日

コラム「北斗七星」

最近、メディアで取り上げられることも多い「親ガチャ」という言葉。元々はネット上の俗語で、子どもは親を選ぶことができない例えを、何が出てくるのか分からないオンラインゲームやおもちゃ売り場の「ガチャポン」に掛けた◆単に自分の親の地位や収入を一般と比べ、「親ガチャに外れた」といった使い方が多いようだ。ただ、はやり言葉の陰には現実が見え隠れする。生命に及ぶ虐待や育児放棄、貧困家庭の問題などが度々、クローズアップされる◆過干渉や暴言・暴力、放任の類いは身近なところでも散見されることがある。保護者が問題を抱えていたり、家計がいかなる状態であろうとも、地域全体で支えられるようにと切に願う◆しかし、末冨芳・日本大学教授らは近著の中で、子育てすること自体に罰を与えるかのような政治や制度、社会慣行、人々の意識を「子育て罰」と定義。現在の日本が子どもを生み育てづらい社会であると指摘している(『子育て罰』光文社新書)◆コロナ禍が長期化する中で、子どもたちを取り巻く環境は一段と厳しくなったとする調査もある。公明党は衆院選の重点政策の一つとして「子育て・教育を国家戦略に」を掲げた。どのような親の元に生まれても、一人の人間を一貫して支える社会を構築する。それが公明党の決意だ。(歩

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