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スマホ講習会
寄り添うサポートが好評
デジタル社会へ 今年度2000カ所以上で
受講者にオンラインでのマイナンバーカード申請を教えるデジタル活用支援員=8月 都内
「初めてのスマートフォン(スマホ)、使いこなせるか不安」――。こうした悩みを抱える人に寄り添い、サポートする「スマホ講習会」が好評だ。
同講習会は、誰一人取り残さないデジタル社会の実現へ、今年6月から国の事業として実施され、公明党が力強く推進してきたもの。デジタル社会の基盤となるマイナンバーカードをスマホから申請する方法など多彩な講座を用意し、所定の研修を受けた「デジタル活用支援員」が手取り足取り教えるのが特長だ。
実際、都内の携帯電話ショップで開かれたマイナンバーカードのオンライン申請講座では、講師を務める女性が申請用サイトにアクセスできるよう手助けしたり、同カードで使用する受講者の顔写真をスマホで代わりに撮影するなど丁寧な対応が目立った。
「丁寧に教えてくれた」(受講者)
参加した60代の女性は「丁寧に教えてくれたおかげで、オンラインで申請することができた」と笑顔で語っていた。
スマホ講習会は、今年度中に携帯電話ショップや地域の公民館など2000カ所以上で実施される予定。具体的な日時や場所は、国の「デジタル活用支援推進事業」の公式サイトなどで検索することが可能だ。
公明党は、2020年11月に政府へ申し入れた提言で、デジタル活用支援員の充実を要望。また、国会質疑で事業強化を粘り強く訴え、総務相から「当初予定していた1000カ所よりも増やしたい」との答弁を引き出していた。