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コラム「北斗七星」
NHK大河ドラマ「青天を衝け」は明治時代に入り、主役の渋沢栄一が実業家としていよいよ本領を発揮するようだ。衆院選を前に活発化する各党の動きを渋沢氏ならどう見るか。同氏の名言を交えたインタビューを勝手に想像してみた◆「信なくば立たず」という言葉がありますが、政党や政治家に最も大切なものは何ですか――。渋沢「信用はのれんや見た目から得られるものではなく、確固たる信念から生まれる」「奥の手は至誠である」◆ははあ、上っ面だけの政策やパフォーマンスで国民の信は得られないと。政策の実行力や裏付けが重要なんですね――。渋沢「自分が信じないことは言わず、知ったからには必ず行うという思いが強くなれば…行動は素早くなる」「数字算出の確固たる見通しと裏付けのない事業は必ず失敗する」◆他党が苦労して形にした実績を横取りするような政党もあります――。渋沢「富者をうらやんでこれを嫉視するのは、自分の努力の足りぬ薄志弱行のやからのやることだ」◆立党精神を胸に“小さな声”を聴いて、政策を実現してきた公明党にエールを――。渋沢「夢なき者は理想なし。理想なき者は信念なし。信念なき者は計画なし。計画なき者は実行なし。実行なき者は成果なし」。しっかり頑張れとの激励、ありがとうございます。(祐)