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2021年9月24日

共産と手を組む政党の悲惨な末路

編集メモ

「少なくとも共産党が暴力革命をめざしているとは全く思っていない」。立憲民主党の枝野幸男代表は16日、こう述べ、「日本共産党のいわゆる『敵の出方論』に立った暴力革命の方針に変更はない」とする政府見解とは異なる認識を示した。

これは、枝野氏自身が内閣の要である官房長官を務めた民主党政権時代も含め、長年、堅持されてきた政府見解を否定する発言であり、枝野氏は、この政府見解について「衆院選で政権交代を実現した場合、変更する可能性を示唆した」(16日配信「産経ニュース」)とも報じられた。

共産党の「暴力革命の方針」について、10日のTBS番組に出演したコメンテーターの言及に対し、共産党は激しく反発し、政府見解の否定にも躍起になった。その共産党に、枝野氏が寄り添うような発言をしたのは、「次期衆院選の小選挙区で候補者をすみ分けるなど協力を進める共産に配慮した」(17日付「読売」)とみられている。

作家の佐藤優氏が「立憲の議員が共産党のおかげで当選したと思うと、政策で忖度するようになる」(月刊「正論」5月号)と指摘したように、枝野氏の発言からは、早くも「忖度」が始まっていると感じずにはいられない。

立憲が、このまま共産党への「忖度」を強めていくと、どうなるか。歴史をひもとくと、共産党と手を組んだ政党が悲惨な末路をたどるケースが少なくない。

長年、京都の選挙区で共産党と対峙してきた伊吹文明・元衆院議長は、旧ソ連で共産党政権が誕生した例などを通し「一度手を組んだ後に乗っ取る」と、共産党の手口を指摘し、立憲など他の野党に対し、共産党の「綱領や歴史を勉強してほしい」と語っている(7月2日付「産経」)。

実際、旧東ドイツでは社会民主党が共産党に統一を提案し、後に社会主義統一党が誕生した。当初は両党から議長を出すなど「一見平等の装いがこらされた」が、共産党は「つぎの戦術」で「旧社会民主党系幹部と党員の粛清」を行い、「共産党の独裁権」を固めたという(仲井斌著「もうひとつのドイツ」)。

枝野氏は、こうした歴史の“警告”をどう受け止めるのだろうか。(自)

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