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2021年9月24日

コラム「北斗七星」

「ある国が健康の増進と保護を達成することは、すべての国に対して価値を有する」(世界保健機関〈WHO〉憲章)。コロナ禍で耳にする機会も増えたWHOという組織。国連専門機関の一つで保健医療分野の取り組みを推進する◆日本が加盟したのは国連加盟より5年も早い1951(昭和26)年。今年は70年の佳節に当たる。終戦間もないわが国の保健衛生状況は極めて低水準に落ち込む。このため48年の設立時から総会へのオブザーバー派遣など加盟のための努力を続ける◆その熱意に対し連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)公衆衛生福祉局長サムス准将は、米政府やGHQ内部の意見を集約。同時にWHO事務局長、各加盟国に働きかけたことなどが奏功したという(『厚生省五十年史〈記述篇〉』、発行・財団法人厚生問題研究会)◆WHOはこれまで人類史上の悲願であった天然痘の撲滅のほか、健康教育や衛生的環境づくりなど推進し、わが国もその恩恵に浴してきた◆一方、長寿国となった背景にある和食を中心とする生活習慣などから導かれる教訓がある。また60年に及ぶ国民皆保険制度は「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」の先例といえまいか。誰もが予防や治療、機能回復へのサービスを受けられるUHCの構築へ、今こそ国際的連携が急がれる。(照)

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