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“命の道路”復旧に全力
大雨被害の現場を視察
青森・むつ市で赤羽国交相
崩落した小赤川橋の仮橋の設置状況について説明を受ける赤羽国交相(前列中央)=19日 青森・むつ市
赤羽一嘉国土交通相(公明党)は19日、8月に大雨被害が発生した青森県むつ市を訪れ、復旧状況を視察した。三村申吾知事、宮下宗一郎市長、冨岡宏・風間浦村長、公明党から伊吹信一、畠山敬一の両県議、鎌田ちよ子、住吉年広の両市議が同行した。
赤羽国交相らは、同市大畑町赤川で、落橋した国道279号に架かる小赤川橋の仮橋の設置状況を確認。同国道は土砂崩れが相次ぎ、一時約800人が孤立、風間浦村桑畑と下風呂の3.5キロ区間で今月13日まで一般車両が通行止めになっていた。こうした現状を宮下市長、冨岡村長らが説明し「まだ片側通行区間もあり、早急な全面復旧を」と訴えた。
この後、一行は市役所で意見交換。三村知事は「国道の復旧とバイパス化を国直轄事業としてお願いしたい」と要望したほか、復旧工事への財政支援や広域避難路となる下北半島縦貫道路の早期完成を求めた。
赤羽国交相は「被災者に寄り添いながら、住民の命の道路の全面復旧へ、全力で支援する」と答えた。