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2021年9月21日

荒川の水害対策加速

第二調節池 完成前の活用可能に 
岡本氏の提案実る

「荒川第二・三調節池」

東京都と埼玉県にまたがる荒川流域の水害対策の強化が加速する。国土交通省は8月31日、2030年度の完成をめざし現在整備中の「荒川第二調節池」(埼玉県、容量3800万立方メートル)の段階的な運用として、26年の出水期までに、大雨の際に一時的に1200万立方メートルの水をためられるようにすると発表した。公明党の訴えが実ったもの。

荒川の治水に関しては、19年の台風19号の際、荒川第一調節池(容量3900万立方メートル)が3500万立方メートルの水を貯留し、氾濫を防いだ。

第二・三調節池が全て完成すると、洪水調節容量は9000万立方メートルに上る。公明党は早期整備・運用を求めてきたが、全て完成するのは10年近くかかる。そこで、党国交部会長の岡本みつなり議員は、20年11月の衆院予算委員会で、水害リスクに備え、完成前でも段階的に運用できるよう提案。赤羽一嘉国交相(公明党)から「全体の完成までにも段階的に供用できるよう対策を取っていきたい」との答弁を引き出していた。

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