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2018年12月27日

がん患者の免許証写真 帽子着用もOK!

公明主張で警察庁 規則改正し明確化

がん患者の運転免許の写真は医療用帽子を着用してもOK!――。警察庁は道路交通法施行規則を28日に改正・施行し、運転免許証の写真(免許申請書に添付するものも含む)について、医療用帽子などを着用していることを認める。「帽子をかぶった写真が認められなかった」とのがん患者の切実な声を受けた公明党の指摘で、同庁は既に着用を認める通達を出しているが、施行規則においても明確にした。

同規則では、免許証の写真について、原則「無帽」としている。今回の改正では、「宗教上または医療上の理由により顔の輪郭を識別することができる範囲において頭部を布などで覆う」ことを例外として認めると明記した。

がん患者は抗がん剤の副作用などで脱毛が進み、医療用帽子などを着用することが少なくない。その間に免許を取得・更新する場合、写真撮影の際に帽子などを外すよう指示されるケースが一部で見られた。

こうした現状を聞いた公明党の佐々木さやかさん(参院選予定候補=神奈川選挙区)が、今年6月の参院決算委員会で、道路交通法施行規則で写真の条件に定められている「無帽」の例外として、医療用帽子などの着用を認めるよう主張。小此木八郎国家公安委員長(当時)から「規定の改正も含め、現場で(患者に)配慮した取り扱いが統一的になされ、徹底されるよう警察を指導する」との答弁を引き出していた。

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