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抗体カクテル療法 75%が症状改善
実施拡大、公明が強く後押し
中央幹事会で山口代表
公明党の山口那津男代表は9日午前、東京都新宿区の党本部で開かれた中央幹事会であいさつし、新型コロナウイルスに感染した軽症・中等症患者への「抗体カクテル療法」について、都内で約1500人に投与したところ、約75%の患者の症状が改善した結果に触れ、「厳しい感染状況、医療逼迫の地域で、できるところから体制が整備されるようフォローアップを続けていきたい」と力説した。
山口代表は、抗体カクテル療法の実施体制の強化に向けて、公明党が国会質問や政府への緊急要請などを通じて、外来や宿泊施設、酸素ステーションでの実施を求めてきたと強調。その上で、公明党の要請を踏まえ、都内では、約120の医療機関のほか、宿泊施設や酸素ステーションでも抗体カクテル療法が実施できる体制整備が進んでいると述べた。
ワクチン接種については、1回目の接種を終えた人が6割超、2回目が5割弱に上り、今後も確実に進んでいくと述べ、「医療の病床確保と治療薬などの処方、ワクチン接種の進展をしっかり行っていくことが今の状況を改善することにつながり、安心感につながっていく」と語った。