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2021年8月26日

【主張】コロナ禍と大学生 充実感持てぬ現状に手だてを

長引くコロナ禍によって苦境に直面する大学生が増えている。きめ細かいサポートが必要だ。

全国大学生活協同組合連合会が行ったアンケートの結果が10日に公表され、「学生生活が充実していない」と答えた大学生が4割を超え、約2割だった前回調査より大きく増加していることが判明した。

コロナ禍の影響で対面授業やサークル活動などが厳しく制限されていることが大きな要因とみられている。

とりわけ心配なのは現在の2年生だ。

アンケートで不安に思うことを複数回答可で尋ねたところ、「意欲がわかず無気力」「友人とつながれていない」といった項目を挙げた割合は、2年生が最も高かった。

この学年は、入学直後に初の緊急事態宣言が発出されるなど感染拡大の中で新生活をスタートさせた。さまざまな制約を余儀なくされる中、学内で人間関係を築くことは困難であったに違いない。実際、「一緒に授業を受ける友人がおらず居場所がない」と答えた割合は、他の学年に比べて格段に多い。

2年生を含め、多くの学生が孤立感や孤独感を募らせている現状にしっかりと目を向け、手を差し伸べなければならない。何より、大学生としての充実感を実感できる環境づくりが重要だ。

例えば、対面かオンラインかを問わず、授業では小グループで交流する機会を積極的に設け、人間関係を育む場を増やすようにしてはどうか。

学生が悩みを相談しやすい環境整備も欠かせない。大学のカウンセリングルームの利用を呼び掛けるといった取り組みを進めてほしい。

政府も、各大学の好事例について情報発信するなど、学生に寄り添った環境づくりを後押ししてもらいたい。

連合会のアンケートでは、コロナ禍で十分にアルバイトができず厳しい経済状況にある実態も明らかになった。

党東京都本部青年局は今年5月、都に政策提言を行い、コロナ禍の学生支援として、一人暮らしの困窮学生に対する「住宅手当」や「就活手当」の創設などを求めている。

国としても、こうした経済的な支援策を検討してもよいのではないか。

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