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2018年12月18日

リアルな救助訓練場

国内最大級 土砂災害現場など再現
神奈川県

「土砂埋没被災者救助訓練ユニット」で説明を受ける党県議団のメンバー

公明党神奈川県議団(渡辺均団長)はこのほど、同県総合防災センター(厚木市)内に新設された「災害救助訓練場」を視察し、関係者と意見交換を行った。同訓練場は消防機関から自主防災組織まで幅広く活用できるようにし、救助技術と指揮・連携のスキル(技能)向上を図る目的で整備された。県によると、災害救助訓練場としては国内最大規模という。

訓練場は、市街地の災害現場をリアルに再現したアメリカ・テキサス州にある「ディザスター・シティー」(メモ)をモデルに、県が11月に開設したもの。四つの訓練ゾーンからなり、(1)浸水域対応訓練プール(2)災害救助訓練ユニット(3)土砂埋没被災者救助訓練ユニット――など、12の施設を有している。

アンダーパスで水没した車両からけが人を救助する訓練の様子=1日の「関東ブロック合同訓練」から

地震による家屋崩壊や土砂災害による埋没、豪雨による浸水災害現場を再現でき、経験や能力に応じた段階的、体系的な訓練が可能という。12月1日に実施された「緊急消防救助隊・関東ブロック」(1都8県)の合同訓練会場としても活用された。

自主防災組織も活用

意見交換の席上、県消防課の中村純也課長は「訓練ユニットは、組み合わせを変えることで、目的に応じたさまざまな形状の倒壊家屋を再現できる」と強調。その上で「災害救助隊などの高度な訓練から、自主防災組織などの初級・中級レベルまで、スキルに合った訓練の展開が可能で、ユニットを貸し出すことも検討している」と話した。

これに対し、渡辺団長らは「施設を多くの消防機関、消防団、関係団体が活用できるよう、後押ししていきたい」と語った。

都市災害の対応訓練については、公明党県議団が一貫して推進してきた。2016年6月の定例会で鈴木秀志議員が「倒壊家屋からの迅速な救助には高度な技術が必要であり、事前の訓練が何より重要」とした上で、“神奈川版”ディザスター・シティーの整備を提案。その後も代表質問や委員会などでディザスター・シティー構想の実現を迫っていた。

これに対し、17年2月の定例会で、黒岩祐治知事が、県総合訓練センター内の地下街、トンネル、電車などの既存施設と併せた実践的トレーニングセンターとして機能を強化していくと明言。整備事業が予算化された。

ディザスター・シティー

ディザスターとは災害。大規模な人的災害、都市災害への対応訓練を目的に、アメリカ・テキサス州に設立された災害訓練施設のこと。

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