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2021年8月14日

安全な道づくり 推進

県内初の街路樹管理計画を策定 
大木化・老木化に対応 
兵庫・伊丹市

市担当者と共に市道伊丹森本線の街路樹を視察する竹村市議(右)

兵庫県伊丹市は今年度から、街路樹の大木化によって信号や標識が隠れたり、台風による倒木や根上りによって車道・歩道の通行が妨げられたりする状況を踏まえ、安全・安心の道路づくりを進めるため、街路樹の状態を調べ優先度を付けて整備していく街路樹管理計画を策定した。同管理計画(1期当たり5年で4期まで)の策定は県内初。

同市が管理している道路のうち、街路樹が植栽されている路線は126路線あり、総延長は63キロになる。ソメイヨシノやケヤキ、クスノキなどの高木などが約5600本、ヒラドツツジやアベリアなどの低木が約2万3000平方メートルの敷地に植栽されているという。

公明党の竹村和人市議は2018年9月定例会質問で、都市景観に潤いをもたらす街路樹の役割を評価した上で、植栽から半世紀近くたつ街路樹が大木化・老木化し、各所で車や歩行者の通行を妨げるトラブルの原因になっていると指摘。今後、街路樹を維持管理し、巡回点検や樹木診断、保全を行い、撤去や植え替えの予算確保も市民に見える化する管理計画の作成の必要性を訴えた。

これに対し市は、街路樹の整備優先度を評価する現状把握調査を行い、街路樹管理計画の作成を検討していく考えを表明していた。

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