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2021年8月12日

コラム「北斗七星」

東京五輪ではアスリートの試合直後のインタビューが心に響いた。勝利をつかみ取った歓喜の声、力及ばず敗れた悔しい嗚咽、そして、感謝の言葉……。重ねてきた努力と熱量が凝結した、その瞬間にしか生まれない言葉だからこそ感動を呼ぶのだろう◆一方、工夫すれば誰でも“人を感動させる言葉”を作れると言うのは、コピーライターの佐々木圭一さん。ベストセラー『伝え方が9割』(ダイヤモンド社)で、その技術を明かしている◆例えば、相手の「ノー」を「イエス」に変えるには、①自分の頭の中をそのまま言葉にせず、②相手の頭の中を想像し、③相手のメリットと一致するお願いを作る。自分が伝えたいことだけを言い放つのではなく、相手が心を動かし反応したくなるような“強い言葉”を作ればいいという◆佐々木さんは、「伝え方」によって人の心は動き、行動も変わると強調する。「感動のない言葉は無視される」とも。日本の政治についても、圧倒的に足りないのは「政策」ではなく「感動」と指摘している◆政府や自治体のコロナ対策も「人々に伝わっていない」と批判されることがある。行政のトップに就く閣僚や首長が一喜一憂したり感情的では困るが、何としても伝えるという熱い思いと伝え方の努力は、アスリートに引けを取ってはならない。(光)

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