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2021年8月11日

“日本の宝”世界遺産に

7月にオンラインで開かれた国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会では、“日本の宝”2件を新たに世界遺産に登録することを決めた。26日に世界自然遺産に決定した「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄両県、4万2698ヘクタール)と、27日に世界文化遺産に決定した「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田各県)だ。公明党も登録を推進してきた。日本の世界遺産は25件となった。

北海道・北東北の縄文遺跡群
先史時代の文化伝える

「北海道・北東北の縄文遺跡群」は17の遺跡で構成。約1万5000年前から1万年以上続いた縄文時代は、狩猟や採集を基盤としながら定住を発展、成熟させた。そうした“日本人のルーツ”を伝える遺跡群について、世界遺産委は「先史時代の農耕を伴わない定住社会と複雑な精神文化を示している」と評価した。

遺跡群のうち、青森市の三内丸山遺跡は日本最大級の縄文集落跡だ。1992年から野球場建設に伴う発掘調査で大型竪穴住居跡、縄文土器や土偶などが発見。段ボール約4万箱の土器や石器、約2000点の土偶が見つかった。クリの種子、野ウサギや魚の骨なども見つかり、縄文人が自然環境をどう生かしていたか知る手掛かりとなった。

「世界遺産登録推進議員連盟」事務局長 佐藤英道 衆院議員

来訪しやすい環境を整備

自然と共生する知恵や他者への慈しみが脈打つ北海道・北東北の縄文文化を後世に伝え、多くの人に触れてもらいたい。そんな思いで公明党は、地元関係者と共に、世界遺産登録に向け努力を続けてきた。私は、党派を超え登録をめざす取り組みにも尽力してきた。登録実現の喜びを原動力にして、広範な地域に点在する各遺跡を来訪・周遊しやすくする環境整備などに取り組んでいく決意だ。

奄美・沖縄の自然
貴重な動植物が豊富

奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島は、日本の国土面積の0.5%未満と小さな地域ながら、貴重な動植物の宝庫である点が高く評価された。

4島には、日本にいる脊椎動物の種類の6割に当たる約740種、昆虫類の2割の約6000種が生息。国際自然保護連合のレッドリストに掲載された絶滅危惧種約100種もおり、アマミノクロウサギのほかオキナワトゲネズミなど固有種も豊富だ。

しかし鹿児島県の奄美大島では2020年、アマミノクロウサギの交通事故が過去最多の50件起きた。同じく固有種で沖縄島北部(沖縄県)の「飛べない鳥」ヤンバルクイナや西表島(同)のイリオモテヤマネコなども交通事故対策が課題だ。

党奄美ティダ委員長、沖縄21世紀委員会委員 浜地雅一 衆院議員

持続可能な振興めざす

公明党は世界自然遺産登録を積極的に推進してきた。私も外務大臣政務官だった2016年、ユネスコ幹部に協力を要請するなどしてきた経緯もあり感無量だ。豊かな自然を守りながら、観光などの振興をどう図るかが今後の課題だ。“アマミノクロウサギが交通事故に遭っている”といった地域固有の課題もあるだけに、地元の皆さまと協力して持続可能な振興のあり方を探り、着実に進めた

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