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2021年8月6日

【主張】熱中症 今後も猛暑続く、厳重に警戒を

最高気温が35度以上となる猛暑日が各地で観測されている。危険な暑さが続く中、強く警戒したいのが熱中症だ。

熱中症は、高温多湿な環境に長くいることで体内の水分や塩分のバランスが崩れて発症する。目まいや手足のしびれ、頭痛、吐き気、倦怠感などが主な症状で、重症化すると死亡するケースもある。日差しの強い屋外だけでなく、室内にいても発症する。

特に注意したいのが、熱中症患者のおよそ半数を占める高齢者だ。暑さや水分不足に対する感覚機能と調整機能が低いため熱中症にかかりやすいとされる。

予防策としては、こまめな水分補給をはじめ、屋外では日傘や帽子の使用と小刻みな休憩、室内ではエアコンや扇風機による温度調整などが基本となる。

熱中症が疑われる場合は、涼しい場所に移動するなどして体を冷やし、水分や塩分を補給することが大切だ。自力で水が飲めない、意識がないといった場合は救急車を呼ぶ必要がある。

消防庁によると、5月から9月までに熱中症で救急搬送された人は毎年5万人程度で推移しているが、気温の高い日が続くと急増し、2018年には9万5000人を超えて過去最多になった。

熱中症対策として気象庁と環境省は、「熱中症警戒アラート」の本格運用を今年度から始めている。湿度や気温などを基に熱中症にかかる危険性が高いことを知らせるもので、5日には39都府県に発表された。アラートが出た地域では、熱中症予防に一層努めることに加え、外出や運動は控えるようにしたい。

コロナ禍で欠かせないマスクの着用についても注意が必要だ。マスクを着けていると皮膚からの熱が逃げにくくなり、体温調節が難しくなる恐れがある。

このため厚生労働省は▽屋外で十分な距離(2メートル以上)が確保できる場合はマスクを外す▽マスクを着用している時は激しい作業や運動は避ける――といった点を呼び掛けている。

気象庁は、来週にかけて北日本から西日本の広い範囲で猛暑日になるとの見通しを示している。しばらくは熱中症に対する警戒が欠かせない。

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