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2021年8月3日

「黒い雨」原告に手帳交付

広島市、全面勝訴確定で 
公明、速やかな救済要請

原爆投下直後に降った「黒い雨」を巡る訴訟で原告の全面勝訴が確定したことを受け、広島市は2日、原告に被爆者健康手帳を交付した。手帳を手にした原告団長の高野正明さん(83)は「心から感謝申し上げる。残された1万3000人の方にも速やかに手渡していただくよう、心からお願いする」と話した。

交付は市役所で行われ、援護課の職員が「お待たせいたしました」と声を掛けながら一人ひとりに手渡した。その後、別の職員が各種手当や原則無料となる医療費について説明した。

手帳を受け取った日下武子さん(78)は「ほっとしています。ありがたい」と笑顔で話し、「途中でくじけそうになったけど、なんとかここまで頑張ってきた。長かった」と振り返った。

市によると、原告のうち日程調整ができた40人には3日までに手渡す。残る原告には調整が付き次第交付するという。

「黒い雨」訴訟に関しては、原告全員を被爆者と認定し、手帳交付を命じた一審判決を支持した7月14日の広島高裁判決を受け、公明党の斉藤てつお副代表が同日、今後の国の対応について「一審、二審の判決を重く受け止め、上告しないよう市、県と協議していただきたい」との見解を表明。政府は同月26日に高裁判決に対する上告を見送ることを決めた。

また、山口那津男代表は翌27日の記者会見で、政府が上告を見送ったことを歓迎し、「公平な基準を早く示して救済に一刻も早く当たってもらいたい」と力説。党原爆被害者対策委員会(委員長=秋野公造参院議員)も28日に開いた会合で、政府に対し「原告84人に速やかに被爆者健康手帳を交付すべきだ」と要請していた。

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