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路上・ネットカフェ暮らしの人
住まいの悩みに対応
相談窓口と支援サイト開設
厚労省
路上やインターネットカフェで寝泊まりして暮らすなど不安定な居住環境にある人を支援するため、厚生労働省は7月28日、住まいに関する相談に電話やメールで応じる窓口「すまこま。」を開設した。公明党が推進した。
この事業は、NPO法人「ホームレス支援全国ネットワーク」に委託して実施。平日と一部の土曜・祝日の午前9時から午後6時までの間、専任職員が相談に対応し、必要に応じて近くの相談事業所につないだり、各種支援制度を案内したりする。電話はフリーダイヤルで0120-050-593。メールはsos@sumakoma.jp。
相談の流れは、併せて開設された「すまこま。」のサイトでも確認できる。さらに同サイトでは、「家賃が払えない」「保証人がいない」といった悩みの状況ごとに、利用できる支援策などを紹介している。
公明が推進
公明党は、コロナ禍で雇い止めに遭うなどして住まいを失う、あるいは今後失う恐れがある人が増えている状況を受け、今年2月の政府への緊急提言で、必要な支援につないでいくための住まいに関する相談窓口の整備を強く求めていた。