公明党トップ / ニュース / p179136

ニュース

2021年8月1日

スバリ聞きます!

通学路の安全確保 
答える人=党文部科学部会長(衆院議員)の浮島智子さん

党文部科学部会長の浮島智子衆院議員

千葉県八街市で今年6月、小学生の列にトラックが突っ込み、5人が死傷した事故を受けて、文部科学省などは通学路の合同点検を実施します。安全確保に向けた課題や、全国での総点検を主導してきた公明党の取り組みなどについて、党文部科学部会長の浮島智子衆院議員に聞きました。

合同点検のポイント

Q.合同点検の実施について
A.地域住民の声重視し危険箇所を洗い出す

アスカ 合同点検のポイントは。

浮島 今回の合同点検は、全国の市区町村立小学校などの通学路を対象に行われます。9月末をめどに実施し、見つかった危険箇所については学校や教育委員会を中心に対策案を作成します。

2012年に実施された前回の合同点検では、「見通しが悪い」「道路が狭い」などの基準で危険箇所を洗い出していましたが、八街市の現場のように見通しの良い道路でも事故は発生します。それを踏まえ、今回の点検では、車の速度が上がりやすい、見通しのよい道路や、幹線道路の抜け道になっている道路なども点検するよう要請しています。

アスカ 公明党の主張が盛り込まれた点は。

浮島 公明党は、地域住民の声を重視するよう訴えており、今回の点検には、「保護者、見守り活動者、地域住民から市区町村への改善要請があった」「過去に事故に至らなくても、ヒヤリハットの事例があった」などの観点が新たに盛り込まれています。また、子どもの視点を取り入れる必要性も強調しました。

Q.具体的な対策は?
A.速度制限や登下校時の規制など実情に即して

アスカ 「子どもの視点」とは?

浮島 例えば、学校での事件・事故から子どもたちを守るための「セーフティプロモーションスクール(SPS)」という認証制度があります。この制度は通学路や校内の危険箇所を子どもたち自身が見つけ、それを基にした安全マップを作成するもので、地域住民や行政に配布することで危険箇所の改善につなげています。今回の点検の実施要領には、「在校児童から得られた情報を活用する」との文言が加わっています。

アスカ 具体的な対策を教えてください。

浮島 今回の八街市の事故現場もそうですが、ガードレールなどの設置には、道路の拡幅などが必要で、すぐに対応できません。そういった場所では、最高時速を30キロに規制する「ゾーン30」や、登下校の時間帯は一方通行にするなど、実情にあった対策が求められます。八街市では8月中に片側防護柵などを設置します。今後は国とも連携し、スクールバスの導入や地域学校安全指導員(スクールガードリーダー)の育成を進める予定です。

Q.公明党はどう取り組む?
A.国と地方の連携生かし子ども守る環境を整備

アスカ 公明党は長年、通学路の安全確保に尽力してきましたね。

浮島 愛知県が交通事故死者数全国最多となったことを契機に、党同県本部が1991年、「子どもの目の高さから見た通学路総点検」を実施し、国会でも通学路点検の必要性を訴えました。これを受け、国は95年から全国の小学校を対象にした「通学路安全点検調査」を実施しました。

また、2012年には、京都府亀岡市の通学路での事故をきっかけに、党内にプロジェクトチームを立ち上げ、現場調査と政府への提言を重ねたことが、全国の緊急合同点検につながりました。この点検では、対策が必要な箇所は7万4483カ所に上り、そのうち約98%は19年度末までに安全対策が施されました。

アスカ 地域によって課題は異なります。

浮島 その通りです。全国一律の対策はあり得ません。だからこそ、公明党の強みである国と地方のネットワークを生かし、現場の声を聴きながら、子どもたちが安全・安心に学校へ通える環境を整備していきます。

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア