ニュース
核兵器廃絶へ決意新た
党広島県本部が平和創出行動
矢倉青年委員長ら参加
被爆76年の8月6日を前に、公明党広島県本部のHIROSHIMA平和創出委員会(委員長=田中勝・広島市議)は28日、広島市で「平和創出行動」を実施した。矢倉克夫青年委員長(参院議員)、平林晃、日下正喜の両組織局次長、同県本部の議員が参加した。
同市東区で開かれた平和創出大会で、あいさつした矢倉委員長は「公明党は、非人道的な核兵器を世界からなくしていくとの思いを一つにし、核廃絶への動きをつくっていく」と訴えた。
オンラインで参加した斉藤てつお副代表は、「黒い雨」訴訟で菅義偉首相が上告を見送ったことについて「長い間、健康不安などで苦しんでこられた高齢の方たちに寄り添う英断だった。引き続き被爆者援護に力を注いでいく」と強調した。
また、党長崎県本部や全国の青年局長とオンラインで結ぶ形式で開かれた大会では、NPO法人「HPS国際ボランティア」の佐藤広枝理事長が自身の被爆体験を発表。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の川崎哲国際運営委員が講演し、核兵器禁止条約に関して「公明党が、来年1月の締約国会合への日本のオブザーバー参加を求めていることは心強い」と述べた。
これに先立ち、一行は被爆者が入所する原爆養護ホーム4施設を慰問。平和記念資料館(原爆資料館)の見学後、平和記念公園内にある原爆死没者慰霊碑と韓国人原爆犠牲者慰霊碑に献花し、恒久平和・核兵器廃絶への誓いを新たにした。