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2021年7月24日

コラム「北斗七星」

国民的作家の司馬遼太郎が、坂本龍馬の生涯を描いた「竜馬がゆく」最終章の原稿が、国内最大級の古書オークションに出品されたという。「竜馬がゆく」は高校生の時、むさぼるように読んだ青春の一書だ◆その鮮烈なイメージに強い憧れを抱きながら約30年前、台座を含めた高さ13.5メートルの龍馬の銅像が立つ高知市の桂浜を訪れた。ブーツをはいた和服姿に懐手で、太平洋のかなたを見つめている龍馬像を見上げた時の感動は忘れられない◆龍馬像は、昭和3(1928)年5月、高知県青年有志の募金活動で建立された。今年で満93歳になるが、還暦を迎えた際に司馬氏が寄せたメッセージがある。「世界中で、あなたが立つ場所はここしかないのではないか…風景そのものがあなたの精神をことごとく象徴しています」◆「『遠くを見よ』。あなたの生涯は、無言に、私どもに、そのことを教えてくれました」「『志を持て』。たとえ中道で斃れようとも、志を持つことがいかにすばらしいことか」。最後に龍馬像が立つ場所について、「人類と共に永遠でありますことを」と祈りの言葉で結んでいる◆厳しいコロナ禍の中で、東京五輪は紆余曲折を経て開催にこぎつけた。人類にとっての試練は、まだ続くが、乗り越えていく先に目を向けて、希望の社会づくりを進めたい。(祐)

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