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農業で社会復帰を後押し
少年の更生保護施設を訪問
北海道沼田町で、いなつ氏
農業実習について話を聞く、いなつ氏(中)ら=19日 北海道沼田町
公明党のいなつ久衆院議員は19日、北海道沼田町にある「就業支援センター」を訪れ、少年院を仮退院するなどして保護観察を受けている青少年の更生や自立を図る取り組みについて関係者から話を聞いた。松本雅祐・深川市議が同行した。
この施設は、刑務所から出所した人などの自立を支援する目的で、国が設置している「自立更生促進センター」の一つ。全国で唯一、未成年の男子を受け入れ、農業実習を中心とした職業訓練のほか運転免許や各種資格の取得なども支援する。担当者は、「農業の仕事を通じて養った忍耐強さが、その後の就労につながっている」と話した。
いなつ氏は、「開所から10年以上、農家の皆さんをはじめ、地域が協力して社会復帰を支えている。さまざまな分野で参考にすべきノウハウがあり、政策に生かしていきたい」と述べた。