ニュース
若者向け接種会場を
ワクチン 正しい知識の普及啓発
都議会公明党が小池知事に緊急要望
東京都議会公明党(東村邦浩幹事長)は19日、都庁内で小池百合子知事に対し、新型コロナのワクチン接種が進み高齢世代の感染者が減る一方、20代、30代の感染拡大が顕著なことから、新たな感染拡大防止対策を緊急要望した。
席上、東村幹事長は、若者へのワクチン接種を進めるため、若者が多く集まるエリアに会場を設置し、接種券があれば、事前予約なしで接種できる体制の構築を要請した。
さらに、若者には接種をためらう傾向があることを踏まえ、SNSなどを積極的に活用し正しい知識の普及啓発を図るよう求めた。
今後、都内の新規感染者数が1日2000人以上に増加することも想定し、重症病床も含めた病床の拡充とともに、医療機関への支援強化を訴えた。
また、酒類提供や営業時間に関する飲食店などへの規制について、感染防止対策の実施状況や、客のワクチン接種の有無なども踏まえた取り組みの検討を促した。
一方、18日に発生した奥多摩町の国道411号での土砂崩れに関し、復旧作業を進めるとともに、早期の原因究明を要望した。
小池知事は、若者へのワクチン接種について「安心して受けてもらうことが、全体としてプラスになる」との認識を示し、取り組む姿勢を示した。