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2021年7月19日

3年連続のアコヤガイの大量死

山本氏ら公明議員が緊急視察 
真珠産業存続の危機に 
愛媛・宇和島市

国内最大級の真珠生産地である愛媛県南部の宇和海沿岸で6月中旬から、養殖しているアコヤガイの大量死が確認されたことを受け、公明党の山本博司参院議員は今月11日、同県宇和島市北灘の母貝養殖業者を訪れ、被害状況を調査した。これには、笹岡博之、木村誉両県議、松本孔宇和島市議が同行した。

アコヤガイの母貝養殖業者から大量死の状況を聞く山本氏(手前左)ら

アコヤガイの大量死は、2019年の夏ごろに確認されてから3年連続の被害で、真珠養殖産業は存続の危機に直面している。昨年までの大量死の原因は、ウイルスによる感染症と推定されているが、ウイルスの種類などはいまだに分かっていない。

約6~8割が死んでいるアコヤガイの稚貝

山本氏らは、母貝養殖業を営む大塚為義さんの養殖場を訪問。大塚さんは、死んだ稚貝や成長しない小さな貝を見せながら、「6割から8割の稚貝が死んでおり、生き残っている貝もどこまで成長するか分からない。昨年より被害が早いことが心配」とがっくり肩を落としていた。

愛媛県漁業協同組合北灘支所母貝部会の魚山貞武会長は、「なぜ稚貝が大量死したのか原因究明が一番の課題。毎年稚貝の大量へい死が続けば廃業を考える人も出てきかねず、真珠産業が衰退してしまう」と一刻も早い原因究明を求めた。

「一刻も早い原因究明を」

愛媛県の真珠養殖は、アコヤガイの稚貝を育てる母貝養殖業者と、その貝を使って真珠を育てる真珠養殖業者に分かれている。母貝が激減すれば真珠の核を入れることができず、真珠養殖業者へ被害が拡大することが懸念されている。

山本氏らはこの後、宇和島市役所で岡原文彰市長と意見交換を行った。岡原市長は、母貝業者を支援するため、市独自で母貝や資材購入への補助を行っていると説明。「真珠の輸出は重要な産業の一つであり、国からのバックアップをお願いしたい」と要望した。

視察した山本氏は、「3年連続の大量死で、事態の深刻さをあらためて痛感した。地域にとっても重要な基幹産業であり、国や県と連携しながら支援策をしっかり検討したい」と話していた。

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