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ワクチン接種 加速を確認
衆院選 自公協力で勝利
菅首相と山口代表が会談
自公党首会談後、記者団の質問に答える山口代表=13日 首相官邸
菅義偉首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表は13日昼、首相官邸で会談し、新型コロナウイルスワクチンの供給に万全を期し、自治体や職域での接種が、さらに加速するよう政府と自治体が緊密に連携していく必要性を確認した。
東京五輪 安全・安心な開催
自公党首は、12日に東京都に緊急事態宣言が再発令されたことを踏まえ、感染防止対策を徹底していく方針で一致。また、各地でワクチン接種が加速して進んでいる現状を共有した上で、引き続き接種加速化への取り組みを着実に進めていくことを申し合わせた。
その上で、「東京五輪を安全・安心の下で開催していく中で、次の秋への展望を開いていこう」との認識で一致した。
西村氏発言で首相が陳謝
飲食店に対する酒類提供停止への要請を巡る西村康稔経済再生担当相の発言について、菅首相は「ご心配をお掛けした」と陳謝した上で「東京都をはじめとして要請に協力していただけるよう政府と自治体が連携して進めていきたい」と語った。これに対し山口代表は、酒類を提供する飲食店などに対する協力金の先払いを含めて事業者支援を丁寧に進めていくべきだと力説した。
一方、今秋までに実施される衆院選の勝利に向けて自公党首は、先の東京都議選での教訓を生かしながら、自公両党で選挙協力をしっかり整えて臨んでいく方針を改めて確認した。
党首会談後、山口代表は記者団に対し、西村担当相から「大変ご心配をお掛けして申し訳ない。事業者の皆さんに協力をいただけるよう、しっかり頑張る」との電話があったことを報告した。
また、マスコミの世論調査で内閣支持率が下がっていることについて「謙虚に受け止めた上で、国民の不安に応え、期待に沿う真摯な取り組みが重要だ」と指摘。新型コロナ対策で「切り札となるワクチン接種を着実に進めて、今後の接種の見通しに関する情報を共有し、ワクチンの効果がどう表れつつあるか国民に丁寧に説明していくことが大事だ」と語った。