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医療的ケア必要な中学生を応援
佐賀・武雄市
英語の授業を受ける日香莉さん(手前右)を見守る母・美恵子さん(奥右から2人目)と松尾市議(右隣)
佐賀県武雄市は今年度から、医療的ケア児の生活介護を家庭や学校で手掛ける看護師の派遣回数を週2回から4回に拡充した。「家族の負担が軽くなり、本当に助かっている」と喜ぶのは、医療的ケアが必要な子どもを持つ永石美恵子さん。
娘の日香莉さんは、中学1年生。生まれつき軟骨形成に異常がある病気で、車椅子で生活する。それでも地域の小学校に通い、卒業。今年4月からは市立川登中学校に通学している。
美恵子さんは毎日、送迎だけでなく、日香莉さんが学校にいる間も、看護師が付き添ってくれる日を除き同席した。「看護師の派遣日数をどうにか増やせないか」。そう考えていた時、希少難病の会合で公明党の松尾陽輔市議に出会った。
松尾市議は永石さんと共に、看護師の派遣回数拡充を市に要望する一方、議会質問でも手厚い支援を訴えるなど、永石さん親子を応援し続けてきた。
2019年度、市は看護師派遣制度の利用回数を週1回から2回に拡充。さらに今回、4回まで拡充された。
日香莉さんは、何事にもひたむきに挑戦。現在は週1回、美術部の一員として塗り絵やシールアートの制作にも励む。
娘の成長を優しく見守る永石さん。「一人の声を大切にし、いつも陰で応援してくれる松尾議員と公明党に心から感謝している」と語っていた。