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冥福祈り、平和誓う
金城(泰)氏ら、76年目の沖縄慰霊の日で献花
「平和の礎」に献花する金城(泰)氏(手前左から2人目)ら=23日 沖縄・糸満市
沖縄は23日、沖縄戦の犠牲者を悼む76年目の「慰霊の日」を迎え、鎮魂の祈りに包まれた。糸満市摩文仁の平和祈念公園では、県主催の「沖縄全戦没者追悼式」が開かれた。式典は昨年に続き、新型コロナの感染予防のため例年の規模から大幅に縮小され、36人(主催者発表)が参列した。
式典に先立ち、公明党沖縄県本部(代表=金城勉県議)の代表メンバーと金城泰邦党市民活動局次長が、同公園内で全戦没者の名前を刻んだ「平和の礎」に献花。全ての犠牲者の冥福を祈り、恒久平和への誓いを新たにした。
追悼式では、菅義偉首相がビデオ映像で県民の米軍基地負担に言及し、「できることは全て行う方針の下、負担軽減に向け確実に結果を出す」とあいさつした。また、沖縄が来年5月に本土復帰50年を迎えることに言及し、今後の振興策の先頭に立つ考えを述べた。
平和の礎には今年41人が新たに追加され、重複していた2人を削除し、総数は24万1632人となった。