公明党トップ / ニュース / p169834

ニュース

2021年6月11日

コラム「北斗七星」

この人は、あの人がモデルかもしれない――。宮城県気仙沼市と登米市が舞台のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」をこう想像しながら見ている。あくまで私見だが、登場人物の中には本紙で紹介したことのある人がいる◆まずは漁師の及川新次。ヒロイン・永浦百音の母・亜哉子が産気づいた時、嵐の中を船で本土へ運び、命を守った。これは、亀島こと大島と気仙沼を結んでいた臨時船「ひまわり」の船長・菅原進さんだろう。菅原さんは、妊婦や急病人が出ると船を本土へと走らせた。東日本大震災の津波で定期フェリーが流された時には8カ月間、無償で人や物を運んだ。気仙沼大島大橋の開通後、船は震災遺構として保存。菅原さんは19日、東京五輪の聖火ランナーとして気仙沼市を駆ける◆そして、百音の祖父でカキ養殖名人の永浦龍己は同市舞根地区で「森は海の恋人」運動を続ける畠山重篤さんに違いない。海と森のつながりを語る姿は、畠山さんと重なる。放送開始前、畠山さんは「モネは舞根にちなむ」と確信していた◆ドラマでは自然の豊かさと厳しさが描かれ、防災・減災に対する関心も高まる◆きょうは東日本大震災の発生から10年3カ月。あすは宮城県沖地震から43年となる。繰り返す災害に立ち向かい、復興へと歩む人々へ思いを寄せたい。(川)

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア