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2018年12月1日

被災地復興へ白球の絆

カープOBが野球教室(6回目)
球児は真心の募金で恩返し
広島⇔宮城・亘理町

西日本豪雨の被災地にエールを送る亘理町の球児たち

東日本大震災の被災地・宮城県亘理町でこのほど、元プロ野球選手が子どもたちと交流する野球教室が開かれた。主催したのは広島県のボランティア団体で、公明党の広島県議と亘理町議が橋渡し役となって実現。6回目の今回は、同団体から球児にボールが贈呈されるとともに、球児から西日本豪雨の被災地・広島へ真心の募金を手渡すセレモニーも行われた。

「ナイスプレー! その調子だよ」。亘理町の町営亘理公園野球場に集った子どもたちは、青空の下、汗を流しながら白球を追いかけた。

子どもたちに野球を教えるのは、広島東洋カープOBの石橋文雄さんと高橋俊春さん。送球の基本や守備、バッティングなどについて指導し、「楽しむことが上達する近道。目標をもって練習に励んでほしい」と語りかけた。子どもたちは「教わったことを次の試合で生かしたい」などと目を輝かせていた。

この日、参加したのは同町の逢隈ドジャース、吉浜イーグルス、亘理AKツインズ、亘理スリッカーズ、亘理コスモスターズの5チーム、総勢約100人。同町は震災による津波で大規模な浸水被害に見舞われ、子どもたちはグラウンドや練習場所を失い、野球用品も大半が流された。

元プロ選手が指導する野球教室。子どもたちは真剣なまなざしで取り組んでいた

「球児に思う存分プレーさせてあげたい」。その一心で、広島県のボランティア団体「被災地・宮城県亘理町を支援するひろしま県民の会」の代表を務める峠元幹也さんは、2013年から毎年、野球教室を同町で開いている。また、開催のたびにバットやボールなどの野球用品を贈り続けてきた。15年にはプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスのホームグラウンドでも実施した。

一方、広島県では今年7月の西日本豪雨で甚大な被害が発生。土砂崩れや川の氾濫による広範囲での浸水などで、100人超が犠牲となった。そうした惨状を知った同町の球児や保護者、指導者は「これまでの恩返しをしよう」と募金を贈ることを決めた。

セレモニーでは、球児から峠元さんに募金が手渡された。吉浜イーグルスの佐々木周蔵監督は「同じ被災者として苦しみが痛いほど分かる。被災地復興に役立ててほしい」と話し、峠元さんは「真心が本当にうれしい。この町から甲子園に出場するような選手が育ってほしい」と念願した。

公明議員が橋渡し

「子どもたちの夢を応援していきたい」と語り合う(左から)鈴木、佐藤、田川の各議員と峠元さん(右から2人目)ら

野球教室の開催については、公明党の田川寿一・広島県議と佐藤アヤ・亘理町議が一貫して後押ししてきた。東日本大震災の直後、被災地に救援物資を届けようと考えていた峠元さんが、送り先の自治体について田川県議に相談。「ネットワーク政党の強みを生かそう」と田川県議は佐藤町議と連携し、同町への支援が決定。その後も同町への支援を続けていく中で野球教室の話が持ち上がった。

この日、球場に駆け付けた田川県議と佐藤、鈴木邦昭の両町議は「これまでの交流で築かれた絆を大切にし、今後もバックアップしていきたい」とさらなる支援を誓った。

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