ヤング駐日米臨時代理大使（中央右）の表敬を受ける山口代表（同左）ら＝4日　公明会館

公明党の山口那津男代表は4日、東京都新宿区の公明会館で、離任のあいさつに訪れた米国のジョセフ・ヤング駐日臨時代理大使と和やかに懇談した。岡本三成国際委員長代理（衆院議員）、高瀬弘美国際局次長（参院議員）が同席した。

ヤング代理大使は、米政権が中心課題に位置付ける気候変動対策に関して、日米の協力が成功の鍵を握ると指摘。その中で「公明党はグリーンエコノミー（環境に配慮した経済）の推進などで重要な役割を果たしている」として、取り組みの継続を期待した。

山口代表は、党として気候変動が国際的な重要課題となる前から警鐘を鳴らしてきたことに言及。「日米が結束することで世界をリードする大事な役割を担える」と述べた。

ヤング代理大使は、東京五輪・パラリンピックの開催に向けた日本の努力を支持すると表明。開催によって「世界中の人が（コロナ禍という）同じ困難に立ち向かい、乗り越えたことを示せる」との認識を示した。山口代表は、万全の感染防止策を徹底した上でアスリートが活躍できる場をつくることが、多くの人の希望につながると語った。