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看護師の報酬増が必要
秋野氏 佐賀の医ケア施設で懇談
公明党の秋野公造参院議員はこのほど、佐賀県白石町にある障がい者の福祉事業所「ワンハピネス」(森田憲一郎代表)を訪れ、関係者から要望を受けた。木村雄一県議と溝口誠町議が同行した。
同施設は、看護師が24時間体制で対応し、グループホームとショートステイの機能を併せ持つ。医療的ケア(医ケア)が必要な障がい者を一時的に預かることで、親など介護者の負担を軽減する生活介護を手掛けている。
看護師の南條久美子さんは、指定難病のレノックスガストー症候群(てんかんの一種)の患者が発作を起こすなどした際、救急車で病院に同行することも少なくないと説明。「報酬を加算する医療連携体制加算を、医ケア児を受け入れる生活介護にも適用してほしい」と要望した。
秋野氏は、コロナ禍で奮闘する看護師らに謝意を述べるとともに、「しっかり要望を受け止め、全力で取り組む。難治てんかん患者への支援も進める」と語った。一方、昨年1月に同施設から受けた看護師の配置加算に関する要望について、昨年度の報酬改定により実現したことを報告した。