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「職域接種」会場確保を
LGBT法案 今国会成立へ努力
記者会見で山口代表
記者会見で見解を述べる山口代表=1日 衆院第2議員会館
公明党の山口那津男代表は1日午前、衆院第2議員会館で記者会見し、政府が同日発表した、企業や大学などで行う新型コロナウイルスワクチンの「職域接種」について、「診療所を持っていない企業、中小企業を含め職場が集中している地域で、どう接種の場所を確保するか検討すべきだ」と力説した。
その上で、職域接種について、「東京や大阪の大規模接種センターは、職域接種を進める一つの拠点にもなり得る。この経験を教訓とすべきだ」と語った。
一方、LGBTなど性的少数者への理解増進を目的とした法案では、自民党議員も含む超党派議員連盟で今国会での成立をめざす方針を確認したことに言及。同党に対し「これまでの合意形成の結論を国会に示すもう一段の努力、今国会での成立を図る超党派の議員連盟の一致した意見を尊重してほしい」と強調した。
公職選挙法違反で当選無効となった国会議員歳費の返納を義務付ける歳費法改正については、「今国会で成立を図るのが有権者の期待に応える姿勢だ。自民党は合意の結論を示せるよう(公明党案を)検討してもらいたい」と語った。