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兵庫・尼崎市議選スタート
公明12候補 “当落線上”で票の争奪激化
6月6日(日)投票
注目の兵庫県尼崎市議選(定数42)が30日、告示された。投票日は6月6日(日)。公明党からは現職のまなべ修司(57)、まえさこ直美(63)、開やすお(63)、福島さとり(56)、さなだ泰秀(56)、どき良二(52)、えびす秀一(59)、とうら小夜子(59)、藤野かつとし(58)、中尾けんいち(56)と、新人の中村あつこ(50)、田中としゆき(46)の12候補が出馬。各事務所前で気迫の第一声を放ち、必勝へ勢いよくスタートを切った。
まなべ修司候補
まえさこ直美候補
開やすお候補
福島さとり候補
さなだ泰秀候補
どき良二候補
えびす秀一候補
とうら小夜子候補
藤野かつとし候補
中尾けんいち候補
中村あつこ候補
田中としゆき候補
前回12人を立て3議席増を果たした公明は今回、現有議席死守をめざすが、有力候補の乱立で票の争奪戦が激化。当落選上から抜け出せず、全員当選は極めて困難な状況だ。
立候補者の党派別内訳は公明12のほか、自民・保守系無所属10(現7、新1、元2)、立憲2(現)、国民2(現)、共産6(現4、新2)、維新11(現5、新6)、れいわ系無所属1(元)、無所属11(現4、新6、元1)の計55人。
維新は圧倒的な運動量で保守層に食い込む一方、政権批判の受け皿となり無党派層に最も浸透。大量得票で全員当選をほぼ手中に。自民・保守系無所属は危機感をバネに業界団体など分厚い地盤を強力に引き締め圏内へ。
議席維持をめざす共産は支援団体の動きが活発。候補ごとに市域を割って票を固め優位を保つ。大手労組から支援を受ける国民は地元地域にも支持を広げ、固定票を持つ立憲とともに安定。
次期衆院選をにらみ、市民派の無所属と連携した動きを見せる、れいわ系無所属は党代表自ら街頭演説で支持を訴えるなどテコ入れ、細かく票を積み上げる無所属とともに圏内をうかがう。
公明は大幅な出遅れが響き支持票固めが追い付かない上、公明を標的にした切り崩しも強烈で、このままでは危険。逆転へ敵票をも奪い取る総拡大、総固めが絶対不可欠。