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首都決戦に断固勝利を
東京都議選 最激戦区の情勢と語り口
6月25日(金)告示、7月4日(日)投票
6月25日(金)告示、7月4日(日)投票の東京都議選において、激戦必至の選挙区で奮闘する公明党予定候補の情勢と語り口を紹介する。
斉藤やすひろ 現(目黒区=定数3)
危機的状況。逆転へ猛攻急務
【情勢】有力6人による大混戦。都民ファースト現が一歩先行し、立憲新、共産現も当選圏内入りの勢い。自民元2人は保守層を固める。公明・斉藤は猛追するも、圏内に届かず危機的状況。逆転勝利には、他党を上回る圧倒的な猛攻しかない。
【語り口】コロナワクチンの円滑接種に向け、東京23区で最も早いコールセンター開設や接種会場の増設、会場への移動が困難な要介護認定の高齢者らが対象のタクシー代支給(上限あり)を推進。待機児童数ゼロも達成した。
長橋けい一 現(豊島区=定数3)
他党3人が先行し重大局面
【情勢】小池都知事のお膝元で高い支持を保つ都民ファースト現、前回次点で返り咲きを狙う自民元、唯一女性で30代前半の共産現が横一線で先行。公明・長橋は必死に追い上げるも4番手。浸透が遅れる無党派層、特に男性層、高齢者層へ猛拡大を!
【語り口】東京都初のコロナ後遺症相談窓口を区内の都立大塚病院に開設。池袋の整備を加速する国の特区取得を実現し、「ハレザ池袋」など文化施設が完成。待機児童解消も進め、若い世代が“住みたくなる街”づくりを推進。
高倉良生 現(中野区=定数3)
現状では圏外、猛拡大を急げ
【情勢】立憲現は、出馬を見送った共産の支援を受け、政権批判層に浸透し独走。強固な支持基盤を持つ自民新が続く。都民ファースト現は、都知事への支持を背景に上位当選を狙う。公明・高倉は、現状では当選圏外。逆転には他党支持層への猛拡大が急務。
【語り口】コロナワクチンの円滑な接種へ区の取り組みを強く後押しし、65歳未満の接種が23区中最速で開始可能に。区内の医師の声を基に、コロナ専用病院の設置を推進。水害対策も進め、台風襲来時の浸水被害を防いだ。
大松あきら 現(北区=定数3)
都ファ、維新と残る1争う
【情勢】共産現は出馬辞退した立憲の支持層と無党派層を取り込みトップ。昨年の補選で圧勝した自民現も圏内。残る1を都民ファースト、維新がそれぞれ擁立した女性新人と公明・大松の3人で争う大激戦。勝利には無党派層にも浸透する圧倒的拡大がカギ。
【語り口】荒川や石神井川の氾濫を防ぐ調節池整備、駅のホームドア増設を実現。防災対策や子育て支援など命と暮らしを守る政治を進めた。新型コロナワクチンの接種会場までタクシーによる要介護の高齢者の無料送迎も導入。
中山信行 現、うすい浩一 現(足立区=定数6)
切り崩し受け、2人危うい
【情勢】都連幹事長の自民現と議席奪還をめざす自民元職が保守層を掘り起こし、圧勝の勢い。共産現の女性も確実。残る3を、政権批判層を取り込む立憲の女性新人が大きく先行。都民ファーストの現職2人も小池都知事との連携を前面にアピールし、当選圏内に迫る。公明の中山、うすいは猛追するも、他党からの激しい切り崩しを受け、いまだ“圏外”。逆転勝利には、他党の支持層にも拡大する執念の猛攻が不可欠だ。
【中山 語り口】新型コロナワクチンの接種について、区職員がネット予約を代行する臨時窓口の設置を推進。塾費用などを無利子で貸し付け、高校や大学に合格すれば返済不要の「受験生チャレンジ支援貸付事業」を実現した。
【うすい 語り口】現場を走り、聴き取った声は2万件超。区内初の大学病院誘致や認知症検診への助成を推進。コロナ禍では、窓口での3密を避けるシルバーパスの郵送更新を実現した。調節池の整備など荒川治水対策にも全力。
けいの信一 現(荒川区=定数2)
混戦突破へ4番手から猛追
【情勢】都議選で唯一、公明が挑む定数2。雪辱に燃える自民元が大きく先行。共産新が政権批判層を取り込み続く。都民ファースト現は支持層を固め広く浸透。公明・けいのは、いまだ4番手。混戦突破には他党支持層に食い込む攻めの猛拡大しかない。
【語り口】ワクチン接種会場に自力で足を運べない人のため、医師らがタクシーで訪問接種に回る“ドクタータクシー”実現に道筋。災害時に備え区内全小中学校の体育館への空調整備や、カード型の障害者手帳導入も推進した。
玉川ひでとし 新、かつまたさとし 新(大田区=定数7)
2人当選は極めて厳しい状況
かつまたさとし 新(左)、玉川ひでとし 新(大田区=定数7)
【情勢】今回から1減の定数7に対し、自民現2人と、共産現、立憲新、都民ファースト現が確実。残り2を巡り、維新新、都民ファースト新が先行する。公明新人の玉川、かつまたは、名前の浸透が遅れており、どちらもはじき飛ばされかねない重大局面。さらに自民元と国民新も猛追中。公明の2人が混戦から抜け出し、逆転勝利するには、あらゆる人脈に総当たりし、保守層、無党派層へ広げる執念の拡大が強く求められる。
【玉川 語り口】区議3期10年、防災対策に全力。被災地支援の経験を生かし、学校の避難所開設訓練を実施し、防災拠点の機能を強化した。新型コロナのワクチン接種体制整備も推進。がん対策やスポーツによる地域活性化に挑む。
【かつまた 語り口】区議として4期14年、地域を奔走。豪雨災害が激甚化・頻発化する中、多摩川流域の治水対策を進める。大学病院に25年勤めた経験を生かし、新型コロナのワクチン接種をはじめ、医療・福祉を拡充する。
中島よしお 現(北多摩3区=定数3)
いまだ5番手。浮上へ総力!
【情勢】補欠選挙で大量得票し当選した自民現、前回トップ当選の都民ファースト現は確実。知名度のある共産元、若さを前面に押し出す立憲新と争うも、公明・中島は、いまだ5番手で依然圏外の危機的状況。あらゆる層に切り込む猛拡大が急務。
【語り口】多摩川の護岸補強工事に尽力。新型コロナワクチンの円滑な接種へ、高齢者へのタクシー券配布(調布市)、LINEを活用した接種予約(狛江市)を実現した。公共交通網整備や、安定した住宅供給を誓う。
※調布市、狛江市
東京都議選・激戦区の情勢と語り口
古城まさお 現(新宿区=定数4)
残り2。壮絶な競り合いに
【情勢】連続7回当選した女性の共産現、区議選でトップ当選2回の自民新がほぼ圏内。残り2を自民現、都知事元秘書の都民ファースト現、区議2期の立憲新と、公明・古城が激しく争う。古城は保守層、無党派層への浸透が遅れており、大拡大が不可欠。
【語り口】都議会公明党の最若手、41歳。青年の視点を生かし、悩む若者を支えるSNS相談窓口の開設を実現した。ホームドア整備を促し区内41駅で完了。避難所となる小中学校体育館への空調設置など命を守る実績が光る。
伊藤こういち 現(品川区=定数4)
依然6番手の危機的状況
【情勢】共産現と立憲新が政権批判層を取り込み、先行。前回の雪辱に燃える自民新、自民元も一歩抜け出す。大きく離れて都民ファースト新が続き、切り崩しに遭う公明・伊藤は6番手の危機的状況に。逆転勝利へ、全人脈総当たりの大攻勢が急務。
【語り口】元児童センター副館長。昨年5月、品川区長に直談判し、コロナ対策として1人3万円の「しながわ活力応援給付金」を実現。自閉症の子どもを育てる一人の母親の声からヘルプカードの普及を訴え、全国にも広げた。
細田いさむ 現(江東区=定数4)
切り崩され、圏内に届かず
【情勢】都連幹事長を務める自民現は独走。政権批判層を取り込む共産現が続き、立憲新も優勢。残る1を、公明・細田が都民ファースト現、自民新と激しく競り合うが、熾烈な切り崩しを受け圏外。逆転には、他党支持層に食い込む圧倒的な拡大しかない。
【語り口】誠実な人柄と抜群の行動力が魅力。一昨年の台風で荒川が氾濫寸前に。翌日、避難場所に都営住宅の上層階空室の活用を訴え実現をリード。肺炎球菌ワクチンの接種無償化や高校3年生までの医療費無償化に力を注ぐ。
加藤まさゆき 現(墨田区=定数3)
4番手で圏外。逆転へ攻勢を
【情勢】定数3を有力6人が争う大混戦。前回の雪辱に燃える自民元とアナウンサー出身の自民現がリードし、都民ファースト現が続く。公明・加藤は4番手で圏外。立憲支持層を取り込む共産新と国民元が猛追する。加藤の勝利は、執念の拡大にかかっている。
【語り口】コロナの症状が改善した患者を一般病院に転院させ、重症者病床を確保する体制(墨田区モデル)構築へ都の財政支援を実現。広告収入を活用してゼロ予算で屋根・ベンチ付きのバス停を設置。予算を約9億円削減した。
こいそ善彦 現(町田市=定数4)
「残る1」へ3人と競る
【情勢】公明・こいそを含む有力7人で争う大混戦。共産現、立憲新、男性の自民新が圏内入り。残り1を巡り、こいそが都民ファースト現、市議選3期連続トップ当選の無所属新、女性の自民新と激しく競り合う。勝利には全人脈に総当たりする拡大が急務。
【語り口】警察官増員などに奔走し、市内の犯罪件数を3分の1に減少させた。ピロリ菌検査含む無料のリスク検診を実現。新型コロナ対策では、後遺症相談窓口の拡充、変異株の有無を確認する検査体制の強化に尽力した。
谷村たかひこ 現(北多摩1区=定数3)
横一線から浮上できず窮地
【情勢】定数3に対して、政権批判層を取り込み勢いを増す共産現がトップを走り、議席奪還へ保守層を引き締める自民元が続く。残る1議席を巡り、立憲新、都民ファースト現、公明・谷村が横一線でせめぎ合う。谷村はいまだ浮上せず、危機的状況。
【語り口】東村山駅周辺の連続立体交差化をけん引し、2024年度に完成予定。東大和市南部の冠水対策で、大容量の雨水幹線を埋設する工事が22年度開始へ。32年の開業めざし、武蔵村山市への多摩モノレール延伸が加速。
※東村山市、東大和市、武蔵村山市