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毎朝の公園清掃16年
住民好評、ラジオ体操も継続
信頼広がり市民相談、新聞拡大に発展
木下優・名古屋市議
公明党の木下優名古屋市議には、たった一人で始め、長年続けていることがある。中川区の自宅に近い富田公園での清掃とラジオ体操。地域住民にとって現在、コロナ禍での貴重な交流の場であり、市議にとっては住民の声を聴く市民相談の場にもなっている。
富田公園の散歩中に落ちているごみが気になり、一人で清掃を始めたのは2005年。その姿を見た住民が「素晴らしい活動だ。力になりたい」と共感。参加者は徐々に増え、現在は12人に。毎朝4人ほどでごみ拾いを行い、月1、2回は全員で集まって実施する。このグループがこのほど市からボランティア団体「公園愛護会」の一つに認定された。
また、毎朝6時30分からのラジオ体操をスタートさせたのは14年5月。健康維持と住民との交流を目的に始めた。近隣で話題となり、多い時は約60人が参加する。コロナ禍でも感染予防を徹底しながら実施し、「家にこもりがちな中で、貴重な運動の機会」と参加者に喜ばれている。
清掃と体操が終わると、木下市議は一人一人に声を掛け、そこで受けた市民相談を基に、団地の危険な段差の解消やカーブミラー設置などの実績も生まれた。「木下さんを応援したい。公明新聞を読みます」と購読者も誕生した。
「皆さんに支えられて活動が続いている。地域と、住民の暮らしを少しでも良いものにして恩返ししたい」と木下市議は語る。