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若者の力で“うつくしま”再興
党県青年局 湖岸でクリーンアップ作戦
福島・猪苗代湖
若者の力で“うつくしま”再興へ――。公明党福島県本部青年局(局長=真山祐一県議)はこのほど、県内の観光名所の一つ、猪苗代湖(会津若松市、郡山市、猪苗代町)でクリーンアップ作戦を行った。この日は、県内各地から男女50人の青年党員らと共に、佐々木雅文党青年局次長、真山県青年局長、山根悟県青年局次長(郡山市議)が参加。約1時間の清掃ボランティア活動に汗を流した。
猪苗代湖の湖岸周辺で清掃に汗を流した党福島県本部青年局のメンバーら
福島県のほぼ中央に位置する猪苗代湖。岸辺から湖越しに眺める会津磐梯山の景観はまさに絶景だ。
湖水浴やキャンプなどアウトドアを楽しむ人は年間210万人に上っていた。しかし、10年前の東日本大震災以降、東京電力福島第1原発事故による風評被害で観光客が激減。そこに新型コロナウイルスの影響が追い打ちをかけている。
こうした中、湖岸周辺にはプラスチックや生活ごみの投棄、漂着した流木などの放置が問題となり、猪苗代湖の水質悪化の原因を招いているとの懸念も。
そこで今回は、湖水浴シーズンを迎える7月の湖開きを前に、「若者の力で“うつくしま”(美しい福島)の景観を守り、風評被害を払しょくしよう」と党県青年局が企画した。
景観を守り、風評払しょくめざす
青年党員と共に清掃を行う(左から)山根県青年局次長、真山県青年局長、佐々木党青年局次長の各氏ら
郡山市湖南町の舟津浜で行われた開会式では、市環境部の羽田康浩次長が「青年一人一人の行動が美しい福島を守る。公明党青年局の皆さんの活動に感謝したい」とあいさつ。その後、「よし、やるぞ!」との青年の掛け声でクリーンアップ作戦が始まった。
参加者らは、9グループに分かれて広大な湖岸に分散。木々の合間を歩きながら、空き缶やたばこの吸い殻、ペットボトルなどのごみを拾い上げた。
「コロナ禍だからこそ地域の役に立つことがしたい」との思いで平田村から参加した遠藤淳さん(22)は「思った以上のごみが散乱していた。自然を大切にしていきたい」と語った。
また、本宮市から参加した牧野華子さん(25)は「感染対策を万全に、きれいになった湖で気持ちよく過ごしてほしい」と笑顔で話していた。
終了後、真山県青年局長は「清掃活動を通して復興への思いを強めることができた。今後も青年局の活動の伝統として根付かせていけるよう、取り組んでいきたい」と決意していた。
なお、党県青年局は清掃活動と併せて、政策アンケート「VOICE ACTION(ボイス・アクション=VA)2021」も実施し、キャンプを楽しむ家族連れなどから声を聞いて歩いた。