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免許の不交付が可能
党部会 性暴力教員対策の法案了承
性暴力教員対策を強化する新法案を了承した党文科部会=14日 衆院第2議員会館
公明党文部科学部会(部会長=浮島智子衆院議員)は14日、衆院第2議員会館で会議を開き、教員による性暴力への対策を強化するための「教育職員による児童生徒性暴力防止法案」(議員立法)を了承した。同法案の今国会での成立をめざす方針も確認した。
現行制度では、教員がわいせつ行為などで懲戒免職になっても3年で免許が再取得できる。このため同法案では、改善更生の状況などを踏まえ「適当であると認められる場合に限り、再び免許を授与することができる」と明記。免許を授与する都道府県教育委員会に裁量を認め、不交付とすることも可能になる。
性暴力教員対策を巡っては、文科省が昨年、二度と免許の取得ができないよう現行法の改正を探ったものの、憲法の「職業選択の自由」の規定に抵触する可能性があることから法案提出を断念。これを受け、自民、公明両党の与党ワーキングチームが新法案を取りまとめた。