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大規模接種会場と最寄り駅 バス運行で移動支援
公明質問に防衛省 検討する方針表明
防衛省は14日の衆院厚生労働委員会で、東京都と大阪府に自衛隊が設置する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場と、その最寄り駅を結ぶ移動支援サービスについて「検討していきたい」と表明した。送迎バスを国が手配する方針。公明党の桝屋敬悟氏の質問に対する答弁。
東京の会場では東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県、大阪の会場では大阪、京都、兵庫の2府1県の居住者を対象としている。
長距離移動を伴う場合も想定されることから、公明党は13日に菅義偉首相へ提出した緊急提言で、大規模接種会場までの移動サービスについて検討することを提案。これに対し菅首相は、会場と、その最寄り駅間を結ぶバスを国が手配する方針を明らかにしていた。
一方、同委員会で桝屋氏は、7月末までに高齢者への接種を終えるという政府方針を受けて、自治体の現場では医療従事者の確保など「さまざまな課題が出ている」と支援の必要性を指摘。これに対し、厚労省側は「一つ一つの自治体にアプローチし、何に困っているかを丁寧にくみ取り支援する」と答えた。