公明党トップ / ニュース / p163830

ニュース

2021年5月11日

コラム「北斗七星」

「看護の仕事は、快活な、幸福な、希望にみちた精神の仕事です」(『新版 ナイチンゲール看護論・入門』、現代社白鳳選書48)。近代看護に多大な貢献をしてきたフローレンス・ナイチンゲール女史の言葉だ◆英国の富裕層令嬢として生まれるも、クリミア戦争のさなか看護師として従軍。野戦病院改革を通して、コレラや栄養失調などに陥った多くの傷病兵を救ったことで知られる◆冒頭の言葉に続き、「犠牲を払っているなどとは決して考えない、熱心な、明るい、活発な女性こそ、本当の看護婦といえる」と。「白衣の天使」という後世につけられたイメージとは少し違う印象だ。そこには階級差別や非人間性がはびこる戦場で区別も差別もない看護を垂範した人ならではの言葉とみることもできないか◆一方で、感情論や建前論でなく理論と数字の正当性で説得するのがクリミア以後の女史の手法だった。そして真の優しさは強くなければならないという強靱な神経も併せ持った(『福祉に生きた女性先駆者』、㈱草の根出版会)◆一年余のコロナ禍にあって、ケアや感染の抑止へ区別も差別もなく誠心誠意取り組まれた看護師はじめ医療従事者全ての皆さまの献身を忘れまい。あす12日は同女史の誕生日にちなみ制定された「国際看護師の日」であり「看護の日」。(照)

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア