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ワクチン、今週から供給が本格化
6月末までに高齢者全員分を自治体へ
今週から新型コロナウイルスワクチンの自治体への供給が本格化し、各市区町村で実施する65歳以上の高齢者への接種が大きく進む見通しだ。厚生労働省によると、高齢者接種用として、すでに自治体に配送されたのは1人2回接種で約400万人分。今週からは6月末にかけて、2週間ごとに760万~936万人分が配送され、高齢者全員(約3549万人)分が供給完了となる計画。
この計画で自治体には、2週間ごとに、どれくらいのワクチンが届くかが明示されている。今後は届いたワクチンを、いかに円滑・迅速に接種するかが最重要課題となる。
高齢者接種に用いる米ファイザー製ワクチンは、1箱に195瓶入っており、すでに6841箱(1瓶6回接種で約400万人分)が自治体に配送済み。今後は▼10日の週から1万6000箱(同936万人分)▼24日の週から1万3000箱(同760万人分)▼6月7日の週から1万3435箱(同786万人分)▼6月21日の週から1万3434箱(同786万人分)――が配送される。河野太郎ワクチン接種担当相は7日の記者会見で、5月24日からの2週間について、3000箱(同175万人分)を追加配送すると発表した。