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2021年4月30日

コラム「北斗七星」

勉強やクラブ活動に励み、友だちと楽しい時を過ごす――そんな当たり前の生活の時間を、家事や介護のために失っている子どもたちが少なからずいることを最近知った。大人に代わって病気や障がいのある家族の世話をする子どもたち。「ヤングケアラー」といわれ中学・高校生では、およそ20人に1人いるという◆「昔なら子どもが家の手伝いをするのは当然だった」という声もある。しかし現代は核家族や少子化が進み、子ども1人にかかってくる負担が大きい。母親と子1人の母子家庭で、子どもが病気の親の世話をしているような例もある◆国が行った調査では、世話のために割く時間は平均で1日4時間。自宅で勉強など満足にできず、睡眠時間まで削っているのが現実だ。しかし、子どもから「苦しい」と相談する場は少ない。学校でも気付かれずに1人で悩みを抱え込んでしまいやすいという◆現在の介護・福祉サービスは、ケアを受ける人のための制度だ。これからはケアする側への支援も充実させる必要がある。こうした切実な状況を踏まえ、公明党は各地で取り組みを進めている◆国も厚生労働省と文部科学省がチームをつくり、5月に支援策をまとめる予定だ。ヤングケアラーの過重な負担を軽減できるよう、社会が手を差し伸べる対策を急ぎたい。(千)

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