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JR脱線事故から16年
献花し安全優先を誓う
中野氏
乗客ら107人が亡くなったJR福知山線脱線事故から、25日で丸16年を迎える。これに先立ち、公明党の中野洋昌衆院議員は23日夜、兵庫県尼崎市久々知3丁目の事故現場に整備された慰霊施設「祈りの杜」に設けられた献花台に花を供え犠牲者の冥福を祈った。
事故は、2005年4月25日午前9時18分ごろに発生。JR福知山線の塚口―尼崎駅間で、上り快速電車が速度超過のためカーブを曲がりきれず脱線し、線路沿いのマンションに激突した。乗客106人、運転士1人が死亡、562人が負傷し、JR史上最悪の事故となった。
献花を終えた中野氏は「犠牲者の方々に哀悼の意をささげたい」と述べるとともに、「事故の記憶を絶対に風化させない。安全を最優先に考える文化を根付かせていくためには、不断の努力が必要。全力で取り組みを進めていく」と語った。